2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

しかし

このごろ読んだ小説にはなぜか芸術家の生涯(たいていは悲劇だ)を描いたものが多い。そもそも小説にそのような題材のものが多いのか無意識にそういうものを選んでいるのか知らないがとにかく自分がいかに平凡かを実感する。まあそんなのは前からわかってい…

草の花

読了。これは二十歳そこそこのまだ不安定な時期に読まないといけない。もしくはある程度年をとって青春の思い出を回顧したい頃か。たぶん、そうじゃないと恥ずかしくてもどかしくて読んでいられない。高潔なものの存在を信じることのできる純粋さを未だ保っ…

神に憑かれると云ふこと

考えつくままに。じゃっかん支離滅裂ですがおゆるしを。人間には種類があって、誤解を恐れずに言えば、それは生活者と表現者なのではないかとおもう。人間をおおざっぱに分ければこの二つにわかれるのではないか。 生活者とは文字通り日常生活をこなしていく…

サナトリウム

草の花 (新潮文庫) 「怒鳴りたい時には怒鳴った方がいい。それが精神の衛生というものさ。(私の方を向いて彼はにやりと笑った。)泣きたい時には泣く、笑いたい時には笑う、それが自然だよ。ところが僕等は、奇妙に感情を抑えつけることが美徳だと、思い違…

とりあえず

次に読むのはフィッツジェラルド「偉大なるギャツビー」にする予定。しかしいつになったら手がつけられるのか…。

夏至

ところで今日は夏至なのですね。どうりで夜の明けるのが早いわけだ。

うーん

こうでなければよかったと否定するのはむしろ簡単だ。いったん肯定してしまってから改善するのがほんとうのところいちばんむずかしい。困った困った。終わらせてしまいたいと言ってそんなつもりも勇気もないのだから前を向くしかないのである。一歩踏み出す…

読了

『月と六ペンス』読了。抱いた感想は特に変わらない(、というか前書いたときに主な内容はほとんど読み終わっていた)が、タヒチの情景にはなんというかため息が出た。昔フィリピンに住んでいた頃、長期休暇で訪れたセブ島やプエルト・アズールなど南部の島…

月と六ペンス

月と六ペンス (新潮文庫) ここのところゼミの教科書と論文ばかりに追われて文学に手を出す余裕がなかったものの、これではいかんと思い本屋でタイトル買い。一日(というかおよそ四時間)で半分以上読み進めることができたというのは私の読書能力が戻ってき…

リセット

今日からちょっと高尚な話題はこっちに。以前のブログをリセット。あまりに重かったし。 最近心理学のレポートばかり書いていて文章を書く力の衰えを感じるのでリハビリ代わりとしても。というわけで文体も心なしか硬め。更新は遅めな気がする。